「当社のお客様は、ProJet MJP CPX 3D プリンターのないジュエリー製造プロセスは考えられないと言っています。さらに、3D プリンティングをビジネスに利用する新しい方法を考慮中で、マシンを追加で導入することも検討しているそうです」- SIU System、Ashkhen Ovsepyan 氏

アルメニアの宝石職人のお客様のワックス鋳造リング何世紀にもわたり、アルメニアの宝石職人は、その職人芸と専門知識によって知られてきました。実際、アルメニアを代表する産業を 1 つ選ぶとすれば、それは宝石細工です。オスマン帝国の時代から、スルタンの宝石職人はもっぱらアルメニア人であり、その地位を堅持しながら、血族内だけでその秘密を受け継いできました。その結果、美しい宝石細工の魔法は、長年にわたってアルメニアの代名詞となってきたのです。

この芸術的手腕の伝統に加えて、宝石職人たちは実績ある手法も受け継いできました。一方で、アルメニアの宝石職人が何世代にもわたって創造し、磨き上げてきた伝統の技術を補完するために、3D プリンティングなどの新しいテクノロジーが導入され始めています。

3D Systems の信頼される再販業者である SIU System は、最近アルメニアで初めての ProJet® MJP (Multi Jet) ワックス 3D プリンターを VS Chakhoyan Jewelry に販売しました。このプリンターは、すでにこのお客様のワークフローに貢献しています。

「お客様の店では、新しい顧客の数が増えつつありました。顧客の要求に応え、顧客が満足する品質の製品を提供し、かつ伝統的なワークフローの核心部分を守り続けるためにお客様が購入したのが、CPXMax です」と語るのは、SIU System CEO の Ashkhen Ovsepyan 氏です。「それによって、お客様は顧客ベースを維持できただけでなく、拡大することも容易にできました」

3D プリントワックス鋳造から作成されたアルメニアのジュエリー大容量の ProJet Multi Jet プリンターを使えば、驚異的に精密な鋳造パターンを RealWax 材料でプリントできるので、宝石職人のお客様も、航空宇宙、機械、自動車産業のエンジニアと同様に、従来のワックス鋳造に匹敵する材料性能を維持しながら、生産量を増やすことができます。それだけでなく、比類のないレベルのフィーチャーのディテールと表面品質を実現しながら、生産速度を大幅に上げることができます。

プリンターを導入する以前、VS Chakhoyan Jewelry は競合するテクノロジーを使用しており、ワックスパターンに至るまでにいくつか余分のステップを必要としていました。現在は、ProJet MJP が到着してから数か月しか経っていないにもかかわらず、すでに多数の高品質ワックスパターンを同時に直接短時間で容易に作成しています。「お客様は品質の高さと効率性に非常に満足しています」と Ashkhen 氏は語ります。「それどころか、もうこれを使わないジュエリー製造プロセスは考えられないそうです。さらに、3D プリンティングをビジネスに利用する新しい方法を考慮中で、マシンを追加で導入することも検討しているそうです」

SIU System にとって、このプロジェクトは、顧客のビジネスと方法の核心部分を維持しながら、有用な新しいテクノロジーを導入するよい機会でした。アルメニアのジュエリーの場合、それは、伝統ある職人芸のアップデートを支援することで、職人が大量生産の世界でも競争力を維持できるようにすることです。