サウスカロライナ州ロックヒル、2023 年 4 月 6 日 – 3D Systems (NYSE:DDD) は本日、カリフォルニア州を拠点とする金属向け循環経済の開発企業、MolyWorks が、自社の製造ワークフローに DMP Flex 350 を統合したことを発表しました。これにより、MolyWorks は、生産プロセスの大幅な効率向上を実現し、積層造形された最終用途部品を顧客に提供することで能力の幅を広げる機会を手に入れました。これらの優位性により、MolyWorks は、飛行に不可欠な 3D プリント部品を評価するために米国空軍と共同で行っている作業を含め、顧客ベースを拡大しています。
MolyWorks の AM ディレクタ Devin Morrow 氏は、3DXpert を使用して、製造プロセスの合理化に寄与するビルド準備、サポート作成、部品スライシングを実現しています。
金属積層造形 (AM) は、軽量化と性能向上を実現する、航空に適した部品を作成するための信頼できる技術になりました。AM は、統合されたコンポーネントの迅速な設計と生産を促進する機能により、認証プロセスの迅速化と、サプライチェーン全体の最適化を支援します。MolyWorks は、高品質の金属部品の製生産に使用される金属粉末の生産業者として、ワークフローとシームレスに統合する AM ソリューションを必要としていました。同社が 3D Systems の DMP Flex 350 を選んだ理由は、航空宇宙用途向けの標準的な合金となった材料、チタンを使用して部品を製造する際に重要となる独自の真空チャンバ構造です。この真空チャンバは低酸素環境 (25 ppm 以下) を維持し、アルゴンガスの消費量を抑え、細微なディテールを持つ優れた表面仕上げを実現します。また、MolyWorks は、DMP Flex 350 のオプションのリムーバブルプリントモジュール (RPM) も活用しています。RPM を交換できるため、チームは清掃を素早く行い、短時間でマシンを再稼働させて別の材料を使用できます。
MolyWorks は、DMP Flex 350 を使用して、顧客用の部品だけでなく、モバイル微粒化装置「The Greyhound」などの自社製品向けの部品も製造しています。
さらに、DMP Flex 350 には Oqton の 3DXpert ソフトウェアが付属しています。このソフトウェアは、設計から後処理までの積層造形ワークフローのすべてのステップをサポートするため、3D モデルから良好にプリントされた部品まで、迅速かつ効率的に作業を進めることができます。モデリング、シミュレーション、製造を行うためのこの単一のソフトウェアソリューションにより、複数のソフトウェアパッケージに頼る必要がなくなります。3DXpert によって実現される効率性により、ファイル処理時間が最大 75% 短縮し、生産性が最大 40% 向上します。
MolyWorks の AM ディレクタ Devin Morrow 氏は次の通りコメントしています。「当社が積層造形を用いて取り組んでいる高価値用途では、内部の酸素を超低レベルに維持できる金属 3D プリンティングソリューションが必要です。独自の真空チャンバを備えた DMP Flex 350 は、競合他社製マシンとは異なるクラスで動作します。DMP Flex 350 の真空アーキテクチャは、O2 レベルを 25 ppm 以下に抑え、完成部品の化学的制御を改善し、粉末の大部分を再利用します。3DXpert で設計と最適化を行い、DMP Flex 350 を使用した生産にシームレスに移行できることは、プロセスの合理化に大いに役立ちました」
MolyWorks 創設者 Chris Eonta 氏は、次の通り補足しています。「迅速な設計や製品の反復において、3D Systems の DMP Flex 350 に勝るものはありません。この業界をリードするソリューションを当社の施設に整備したことで、当社のプロセスで 3D プリントできるものについてのビジョンが膨らんでいます。このプリンタで生産し、航空適性試験を実施する予定の着陸装置用コンポーネントの品質に非常に感銘を受けています。今後さらに多くの用途に取り組むことを楽しみにしています」
3D Systems の航空宇宙・防衛セグメント担当バイスプレジデント Michael Shepard 博士は次の通りコメントしています。「3D Systems のダイレクト金属プリンティングソリューションは、航空宇宙などの規制の厳しい市場で価値を提供し続けています。業界をリードするテクノロジである Oqton のソフトウェアと、用途に関する当社の深い専門知識を組み合わせることで、MolyWorks のような革新的な企業が限界を押し広げ続けられるよう支援できます。MolyWorks のチームが DMP Flex 350 のメリットをどのように実現し続けるのかを見届けることを楽しみにしています。また、当社が探求できる今後の成長機会を楽しみにしています」
将来の見通しに関する記述
本リリースの特定の記述は、過去または現在の事実の記述ではなく、1995 年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内における将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、業績または成果が過去の結果あるいは将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される将来の結果または予測と大幅に異なる可能性がある既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因が含まれます。多くの場合、将来の見通しに関する記述は、「確信する」、「信念」、「期待する」、「可能性がある」、「はすである」、「推定する」、「意図する」、「予期する」または「予定である」などの用語あるいは類似用語の否定形により特定できます。将来の見通しに関する記述は、経営陣の信念、仮定、および現状の期待に基づくものであり、ビジネスに影響を与える事象や傾向に関する会社としての信念や期待を含む場合もあり、必ずしも不確かなものではありませんが、多くは会社に管理できる範囲を超えるものです。3D Systems の米国証券取引委員会への定期提出書類の見出し「将来の見通しに関する記述」および「リスク要因」に記載されている要因、およびその他の要因により、実際の結果は将来の見通しに関する記述に反映または予測された結果と大幅に異なる可能性があります。経営陣は将来の見通しに関する記述に反映された期待が合理的であると確信していますが、将来の見通しに関する記述は将来の業績や結果を保証されるものでも、信頼されるべきものでもありません。また、そのような業績や結果が達成される時期を正確に示すものであるとは必ずしも証明されません。記載された将来の見通しに関する記述は、記載日時点のものです。3D Systems は、将来の展開、その後の出来事または状況、あるいはその他の結果にかかわらず (ただし法令に別に定めがあるものを除く)、経営陣または経営陣に代わって示された将来の見通しに関する改訂を更新または見直す義務を負いません。
3D Systems について
35 年余り前、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードする積層造形ソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。