サウスカロライナ州ロックヒル、2025 年 9 月 30 日 – 本日、3D Systems (NYSE: DDD) は、ジュエリー製造向けエンドツーエンドソリューションのポートフォリオへの新たな追加として、MJP 300W Plus を発表しました。同社の 3D ワックスプリンタの中でも最も先進的で多用途なこのプリンタは、あらゆる規模のジュエリーメーカー向けに、さまざまな製造ワークフローに取り組む自由度に加えて、効率の向上と最高品質の結果を提供します。MJP 300W Plus は、貴金属ジュエリーの鋳造に使用されるきわめて複雑なワックスパターンのプリントに対応しています。3D プリントを使えば、従来の金型を使用するパターン製造に伴う時間、コスト、および形状の制約を取り除くことができます。優れた解像度と溶解または融解可能なサポートの組み合わせにより、精密な表面品質が得られ、製造後の貴金属鋳造物に対する膨大な仕上げ作業とコストのかかる研磨の必要性が軽減されます。MJP 300W Plus を 3D Systems の VisiJet® 100% ワックス材料ポートフォリオと組み合わせて使用することで、ワックスジュエリーパターンの作成において、大量生産の場合でもカスタムジュエリー製造の場合でも、新しいデザインをより効率的に、より高い自由度で実現できます。デザインの自由度に加えて、最終研磨時の金などの貴金属の損失が減少するため、製造コストも削減できます。
3D Systems の MJP 300W Plus は、あらゆる規模のジュエリーメーカー向けに、さまざまな製造ワークフローに取り組む自由度に加えて、効率の向上と最高品質の結果を提供します
MJP 300W Plus の設計の重要な要素の 1 つとして、3D Sprint® で使用可能なプリントモードの強化が挙げられます。このプリンタには、高解像度、プレミアム、標準の 3 つのモードがあります。これらのモードは、他のワックスパターンソリューションと比較して、生産性を 30% 向上させ、材料の全使用量を 20% 削減し、同社独自の Surface Enhance™ 機能により表面仕上げを向上させるように最適化されています。3 つのプリントモードにより、日中と夜間の両方のシフトにおいて、あらゆるデザインスタイルに必要な速度、形状の複雑さ、表面品質に応じた造形プランを作成するための柔軟性が向上します。
- 高解像度モード (QHD) は、最高レベルの品質と解像度 (X 方向 2,400 dpi、Y 方向 1,800 dpi、Z 方向 1,800 dpi) を提供する機能を維持しながら、他の市販システムよりも高い速度と 20% 少ない材料消費量を実現できます。
- 8 µm プレミアムモード (ZHD) は、上向き輪郭線を持つ高忠実度パターンを効率的に作成するのに最適です。スループットは前モデルから 30% 以上向上しています。
- 標準モード (XHD) は、速度と品質の最適な組み合わせを提供し、大量生産のジュエリーメーカー向けに多数のパターンを迅速に提供できます。このモードでは、MJP 300W に比べて生産性が 30% 向上しています。
製品コストを削減するため、3D Systems のプリントプロセスエンジニアは、分離型サポートの使用を通じて、必要な後処理時間を最大 60% 削減し、サポート材料の無駄を最大 50% 削減することを可能にしました。このイノベーションにより、現在の製造方法と比べて、コストが削減され、スループットが向上し、環境への影響が最小限に抑えられます。
MJP 300W Plus は、データセキュリティを考慮して設計されています。価値ある知的財産を保護するために、すべてのパターン設計ファイルは、クラウドでなくローカルで管理されます。さらに、このプリンタは、米国とヨーロッパの両方で 2027 年に発効するさまざまなサイバーセキュリティ規格の要件を満たすように設計されています。これにより、ジュエリーメーカーは、自社の知的財産の安全性だけでなく、ビジネスオペレーションに関する不安も解消できます。
「積層造形により、職人の方々はこれまでにない創造上の自由度が得られます」と、3D Systems のバイスプレジデント兼製品&技術フェローの Marty Johnson は述べています。「MJP 300W Plus は、材料、3D プリント技術、ソフトウェア、組み込みのアプリケーション専門知識を含む完全な統合システムをジュエリーメーカーに提供し、生産性の向上と信頼性の高い高品質の製造を可能にします。この新しいソリューションは、お客様がイノベーション、拡張、俊敏性を容易に実現するために必要なツールを提供するという 3D Systems のコミットメントを現実化したものです」
3D Systems は、一部の顧客に MJP 300W Plus を先行公開し、すでに好意的なフィードバックを受け取っています。「3D Systems の新しい MJP 300W Plus ジュエリープリンタの精度と信頼性のおかげで、当社の製造プロセスは大幅に進化し、カスタムピースの設計と製造の方法に変革が起きました」と、EMA Jewelry のソリューションパートナーである Cebeci Gold の Mustafa Cebeci 氏は述べています。「MJP 300W Plus を使えば、複雑な形状や微細なディテールを実現できるだけでなく、プリントの高速化と材料の無駄の削減も可能なので、効率性の向上とコストの削減につながります」
MJP 300W Plus は、現在すでに発注可能です。イスタンブールジュエリーショー (2025 年 10 月 1 ~ 4 日) に参加予定で、詳細をお知りになりたい方は、3D System のパートナー Luka Teknik Malzeme Pazarlama Ltd. のブース (5E30) にぜひお立ち寄りください。3D Systems のエンドツーエンドのジュエリー製造ソリューションポートフォリオの詳細については、同社 Web サイトをご覧ください。
将来の見通しに関する記述
本リリースの特定の記述は、過去または現在の事実の記述ではなく、1995 年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内における将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、業績または成果が過去の結果あるいは将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される将来の結果または予測と大幅に異なる可能性がある既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因が含まれます。多くの場合、将来の見通しに関する記述は、「確信する」、「信念」、「期待する」、「可能性がある」、「はすである」、「推定する」、「意図する」、「予期する」または「予定である」などの用語あるいは類似用語の否定形により特定できます。将来の見通しに関する記述は、経営陣の信念、仮定、および現状の期待に基づくものであり、ビジネスに影響を与える事象や傾向に関する会社としての信念や期待を含む場合もあり、必ずしも不確かなものではありませんが、多くは会社に管理できる範囲を超えるものです。3D Systems の米国証券取引委員会への定期提出書類の見出し「将来の見通しに関する記述」および「リスク要因」に記載されている要因、およびその他の要因により、実際の結果は将来の見通しに関する記述に反映または予測された結果と大幅に異なる可能性があります。経営陣は将来の見通しに関する記述に反映された期待が合理的であると確信していますが、将来の見通しに関する記述は将来の業績や結果を保証されるものでも、信頼されるべきものでもありません。また、そのような業績や結果が達成される時期を正確に示すものであるとは必ずしも証明されません。記載された将来の見通しに関する記述は、記載日時点のものです。3D Systems は、将来の展開、その後の出来事または状況、あるいはその他の結果にかかわらず、経営陣または経営陣に代わって示された将来の見通しに関する記述を更新または見直す義務を負いません。
3D Systems について
およそ 40 年前、Chuck Hull の好奇心と製品設計方法および製造方法の改善への意欲が、3D プリンティング、3D Systems、そして積層造形業界を生み出しました。それ以来、その同じ情熱が、3D Systems のチームを刺激し続け、お客様と協力しながら、業界のイノベーションのあり方を変える努力を続けています。総合的なソリューションパートナーとして、医療や歯科、航空宇宙、宇宙および防衛、輸送、モータースポーツ、AI インフラストラクチャ、耐久消費財などの高付加価値市場に、業界をリードする 3D プリントテクノロジ、材料、ソフトウェアを提供しています。各用途固有のソリューションは、より良い未来に向けて製造業を変革するという共通の目標を達成するために努力する当社社員の専門知識と情熱によって実現されています。同社について詳しくは、www.3dsystems.com をご覧ください。