• シングルレーザおよびデュアルレーザプリンタを追加したことで、チタンやステンレススチールなどの新たな用途に対応したより広範な材料ポートフォリオの使用が可能に
  • DMP Flex 350 は酸素レベルがクラス最高 (< 25 ppm) で、不活性雰囲気により、高い精度が要求される用途向けに並外れた強度と精度の高い部品を実現

サウスカロライナ州ロックヒル、2024 12  - 3D Systems (NYSE: DDD) は本日、産業用機械加工および金属 3D プリントサービスプロバイダである Wilting 社が、台のシングルレーザ DMP Flex 350 台の DMP Flex 350 Dual 金属 3D プリンタを同社の製造施設に追加したことを発表しました。Wilting 社は同社の事業で大きく成長を遂げており、追加された新しいプリンタによって生産能力を向上し、顧客が求めるより幅広い材料ポートフォリオに対応できるようになります。台の DMP Flex 350 システムは、すでに稼動中の台に加えて導入されるため、チタンやステンレススチールなどの特定の材料専用のプリンタとして使用できるようになります。これによって、高精度の最終用途部品を年中無休で生産することが可能になります。

3D Systems  DMP Flex 350 プラットフォームは、アプリケーション開発から連続生産まで、柔軟に対応できるよう設計されています。クイックスワップ積層モジュールと高速粉末リサイクルにより高速な生産が可能で、集中サーバがプリントジョブ、材料、設定、メンテナンスを管理するため、顧客の要求に対応するために必要な年中無休の生産を実現します。DMP Flex 350 プリンタ独自の真空チャンバのコンセプトにより、クラス最高の酸素純度 (<25 ppm) を実現しながら、アルゴンガスの消費量が大幅に削減され、化学的純度の高い非常に強力な部品が得られます。また、このプリンタには Oqton 3DXpert ソフトウェアが搭載されています。これにより、設計から後処理までの積層造形ワークフローのすべての段階をサポートし、3D モデルから連続プリント部品へと、素早く効率的に移行できます。

Wilting 社は、半導体資本設備の大手メーカーの、システムイメージングの精度と生産性の向上を目的とした複雑な金属部品の製造をサポートする精密機械加工会社としてスタートしました。2012 年、同社は 3D Systems のアプリケーション・イノベーション・グループ (AIG) と共同で、オランダのアイントホーフェンにある自社施設での高度な金属積層造形 (AM) と専門知識の迅速な採用に取り組みました。この取り組みを通じ、同社は金属積層造形、ポスト加工、後処理における専門知識を蓄積していきました。3D Systems のエンジニアは、AIG の技術移管プロセスを活用して知識の共有とトレーニングの提供を行い、AM への移行の合理化と加速を進め、同社の投資を保護しました。その結果、Wilting 社は、半導体資本設備や分析、モビリティ業界でより高いパフォーマンスを実現できるよう最適化されたコンポーネントを製造し、専門知識と追加された DMP Flex 350 システムを活用して、新しい市場とアプリケーションへと業務を拡大しています。この成長に対応し、今後の拡張に備えて、同社は新しく 183,000 平方フィート (17,000 m2の施設への移転を進めており、2024 年半ばまでに完全に稼働する予定です。

3D プリントのコンピテンスセンターが設立されて以来、私たちは、複数のグレードのチタンから予測可能な品質で、部品を工業スケールで製造するための専門知識と経験を蓄積してきました」と、Wilting 社のマネージングディレクターである Geert Ketelaars 氏は述べています。「プリンタ台を追加することにより、新製品の導入への対応や、ステンレススチールを使用した当社の材料ポートフォリオの拡大を実現し、さまざまな業界のお客様からの需要の高まりに対応することができます」

「私たちはお客様とそのアプリケーションをすべてのエンゲージメントの中心に据えています」と 3D Systems のアカウントおよびビジネス開発マネージャー、Raph Alink は述べています。「3D Systems は積層造形使用の先駆者であり、半導体アプリケーション向けに正確で信頼性の高い部品を提供しています。Wilting 社との取り組みの初期には、積層造形の利用拡大を目指して半導体資本設備メーカーと協力し、10 年以上にわたって構築してきた、AIG のアプリケーションに関する専門知識を共有できたことが、私たちにとって大変喜ばしいことでした。業界のリーダーである、Wilting 社のチームが AM の利点を認識するのは造作もないことでした。企業にとって、AM を社内に導入することは大きなステップです。その点、Wilting 社はそのテクノロジをすでに習得し、現在は顧客向けの量産に移行させています。この共同での取り組みがこの先どのように展開を続けていくか、また Wilting 社とその成長における AM の可能性を目の当たりにできることを楽しみにしています」

 

将来の見通しに関する記述

本リリースの特定の記述は、過去または現在の事実の記述ではなく、1995 年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内における将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、業績または成果が過去の結果あるいは将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される将来の結果または予測と大幅に異なる可能性がある既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因が含まれます。多くの場合、将来の見通しに関する記述は、「確信する」、「信念」、「期待する」、「可能性がある」、「はすである」、「推定する」、「意図する」、「予期する」または「予定である」などの用語あるいは類似用語の否定形により特定できます。将来の見通しに関する記述は、経営陣の信念、仮定、および現状の期待に基づくものであり、ビジネスに影響を与える事象や傾向に関する会社としての信念や期待を含む場合もあり、必ずしも不確かなものではありませんが、多くは会社に管理できる範囲を超えるものです。3D Systems の米国証券取引委員会への定期提出書類の見出し「将来の見通しに関する記述」および「リスク要因」に記載されている要因、およびその他の要因により、実際の結果は将来の見通しに関する記述に反映または予測された結果と大幅に異なる可能性があります。経営陣は将来の見通しに関する記述に反映された期待が合理的であると確信していますが、将来の見通しに関する記述は将来の業績や結果を保証されるものでも、信頼されるべきものでもありません。また、そのような業績や結果が達成される時期を正確に示すものであるとは必ずしも証明されません。記載された将来の見通しに関する記述は、記載日時点のものです。3D Systems は、将来の展開、その後の出来事または状況、あるいはその他の結果にかかわらず (ただし法令に別に定めがあるものを除く)、経営陣または経営陣に代わって示された将来の見通しに関する改訂を更新または見直す義務を負いません。

3D Systems について

35 年余り前、3D Systems  3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードする積層造形ソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。

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