サウスカロライナ州ロックヒル、2022 年 7 月 21 日– 3D Systems (NYSE: DDD) は本日、Alpha 衛星コンステレーションで使用する革新的な RF パッチアンテナの生産につながる、Fleet Space Technologies との新たな協業を発表しました。Fleet Space Technologies の独創的な設計と 3D Systems のアプリケーションイノベーショングループ (AIG) の持つ専門知識を組み合わせて開発された完全な積層造形ソリューションには DMP Flex 350 でのプロセス開発とブリッジ生産が含まれ、Fleet Space の既存の RF パッチ設計から小ロット生産への移行をわずか 3 週間で実現しました。Fleet Space Technologies はアデレードのビバリーにある本社で DMP Flex 350 プリンタを稼働させ、パッチアンテナの生産を社内で行えるようになりました。このプリンタを使用して、採掘探査における環境への影響を最小限に抑える Fleet Space Technologies の ExoSphere イニシアチブの一環として、地球低軌道のコンステレーションで稼働する各 Alpha 衛星用の RF パッチアンテナを生産します。
Fleet Space Technologies のエンジニアリングチームは、必要な後処理を最小限に抑えつつ、サイズ、重量、性能の要件を満たすようにアンテナを設計しました。このパッチアンテナ設計の形状を実現するには積層造形が唯一の方法であることを、チームは知っていました。3D Systems の AIG は、DMP Flex 350 プリンタで LaserForm AlSi10Mg と Al6061-RAM2 の 2 つの異なる材料を使用してアンテナを生産するプリントプロセスを開発しました。これに不可欠だったのが、低酸素環境 (<25ppm) を維持する DMP Flex 350 独自の真空チャンバアーキテクチャです。真空チャンバアーキテクチャでは、アルゴンガスの消費量が大幅に削減されるだけでなく、微細フィーチャで細部まで作り込まれた優れた表面仕上げで信号損失も最小限に抑えられます。さらに、DMP Flex 350 は 3DXpert® ソフトウェアを搭載しており、このソフトウェアが設計から後処理までの積層造形ワークフローのあらゆるステップをサポートし、3D モデルからすばやく効率的に部品をプリントします。DMP Flex 350 では、ビルドあたり 55 基の RF パッチアンテナを迅速かつコスト効率良く生産できます。Fleet Space Technologies が DMP Flex 350 ソリューションをオンサイトに導入することで、これまではできなかった構造部品の積層造形も可能になります。
「Fleet Space Technologies との協業は、航空宇宙業界のお客様のイノベーションの加速と積層造形アプリケーション開発のリスクの軽減に 3D Systems がどのように役立つかをさらに示すものです」と、3D Systems の航空宇宙および防衛セグメント担当バイスプレジデントである Michael Shepard 博士は述べています。「当社はお客様と力を合わせ、お客様のニーズに合った適切なハードウェア、材料、ソフトウェア、およびサービスを備えたアプリケーションソリューションを提供することで、これを実現しています。このケースでは、Fleet Space Technologies が非常に短期間で衛星ハードウェアの適格な生産プロセスを社内で実現するのを支援することができました」
「Fleet の Alpha コンステレーションは、真にグローバルなコネクティビティの可能性を解き放つという当社の使命における大きな飛躍を表すものであり、そうすることで重要な鉱物の探索をより持続可能で実行可能なものにするなど、さまざまな用途に世界的な利益をもたらします」と、Fleet Space Technologies の創設者であり CEO を務める Flavia Tata Nardini 氏は述べています。「当社はこれを達成するために、当社の技術を活用して大規模かつ採算が合う方法で優れた品質を実現できるような製造方法を常に模索しています。南オーストラリア州アデレードにある世界クラスの施設では、3D Systems の AIG と共に積層造形の驚くべき可能性を解き放ちます。この技術により生産プロセスを社内で実現することで、Alpha コンステレーションの 140 基以上の地球低軌道衛星を打ち上げるという Fleet の大願が成就します」
将来の見通しに関する記述
本リリースの特定の記述は、過去または現在の事実の記述ではなく、1995 年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内における将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、業績または成果が過去の結果あるいは将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される将来の結果または予測と大幅に異なる可能性がある既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因が含まれます。多くの場合、将来の見通しに関する記述は、「確信する」、「信念」、「期待する」、「可能性がある」、「はすである」、「推定する」、「意図する」、「予期する」または「予定である」などの用語あるいは類似用語の否定形により特定できます。将来の見通しに関する記述は、経営陣の信念、仮定、および現状の期待に基づくものであり、ビジネスに影響を与える事象や傾向に関する会社としての信念や期待を含む場合もあり、必ずしも不確かなものではありませんが、多くは会社に管理できる範囲を超えるものです。3D Systems の米国証券取引委員会への定期提出書類の見出し「将来の見通しに関する記述」および「リスク要因」に記載されている要因、およびその他の要因により、実際の結果は将来の見通しに関する記述に反映または予測された結果と大幅に異なる可能性があります。経営陣は将来の見通しに関する記述に反映された期待が合理的であると確信していますが、将来の見通しに関する記述は将来の業績や結果を保証されるものでも、信頼されるべきものでもありません。また、そのような業績や結果が達成される時期を正確に示すものであるとは必ずしも証明されません。記載された将来の見通しに関する記述は、記載日時点のものです。3D Systems は、将来の展開、その後の出来事または状況、あるいはその他の結果にかかわらず (ただし法令に別に定めがあるものを除く)、経営陣または経営陣に代わって示された将来の見通しに関する改訂を更新または見直す義務を負いません。
3D Systems について
30 年余り前、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードするアディティブマニュファクチャリングソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。