サウスカロライナ州ロックヒル、ノースカロライナ州ハンターズビル、2023 年 7 月 11 日 – 3D Systems (NYSE:DDD) および Oerlikon AM の 2 社は本日、金属積層造形をさらに拡大するための協業契約を締結したことを発表しました。両社のプロセスとアプリケーションに関する深い専門知識と、3D Systems のダイレクト金属プリンティングプラットフォーム、そして Oerlikon AM のサーフェスエンジニアリング能力を組み合わせることで、半導体や航空宇宙などの重要産業においてアプリケーションの市場投入までの時間短縮が可能になります。この契約の一環として、Oerlikon AM は 4 台目の 3D Systems DMP Factory 500 システムを取得します。これは Oerlikon AM が米国で追加する最初のシステムであり、ノースカロライナ州の施設での製造ワークフローの一部となります。これにより、米国市場向けの高精度で複雑なアルミニウム部品に対する Oerlikon のエンドツーエンドのサプライチェーンソリューションが拡大されます。
3D Systems のアプリケーションイノベーショングループ (AIG) は、Oerlikon AM のアプリケーションエンジニアリング部門との協業によりこのソリューションを開発しました。両社のチームは、積層造形だけでなく、さまざまな業界にわたって高価値をもたらすアプリケーションの深い専門知識を有しています。レーザー粉末床溶融のプロセスと材料、およびプロセス認定に関して両チームの経験が複合的に活かされることは、ライフサイクルコストを抑えながら重要度の高い部品を製造する上で非常に貴重です。業界をリードする 3D Systems のダイレクト金属プリンティング (DMP) 技術と Oerlikon の AM 生産およびサーフェスエンジニアリング能力が組み合わされることで、Oerlikon のお客様に検証済みの認定生産プロセスを提供できるようになります。このワークフローには、O2 含有量を最小限に抑える真空チャンバを備えた業界をリードするプラットフォームである DMP Factory 500 と、500 mm x 500 mm x 500 mm までの大型部品をシームレスに生産する 3 レーザー構成が含まれます。これにより、優れた材料特性を備えた金属 3D プリント部品と最高の表面品質が得られます。
「積層造形技術の連続生産体制への導入は、ますます速いペースで進んでいます。お客様がコアテクノロジ市場 (半導体や航空宇宙など) で競争力を維持するためには連続生産にスケールアップすることが必要ですが、それが成功するかどうかは、アプリケーション開発と適格性評価を適切に実施し、フルスケールの生産までタイムリーに拡張できるかどうかにかかっています」と、Oerlikon AM の事業開発マネージャーである Jonathan Cornelus 氏は述べています。「Oerlikon と 3D Systems がパートナーシップを結ぶことで、お客様、プリンタ OEM 各社、製造パートナーの間に統合チームとしてのアプローチが生まれ、金属 AM の産業化が加速されるでしょう。効率が向上することで、設計、材料、プリント、後処理の全工程で積層造形のメリットが最大化され、製造サプライチェーンにおけるパフォーマンス上の障壁を打破することができるのです」
「航空宇宙や半導体製造などの業界では、妥協のない精度が求められます」と、3D Systems のソリューションリーダーである Scott Green は述べています。「この分野に重点を置く企業は、ますます複雑化する生産において精度、速度、信頼性、生産性の要求に応えるために、継続的な革新を必要としています。3D Systems と Oerlikon AM の業界をリードする技術とアプリケーションの専門知識を組み合わせることで、品質の向上、総所有コストの改善、市場投入までの時間短縮、サプライチェーンの中断の最小化を実現することができます。私たちの協業が金属 AM の可能性をどのように広げ、加速させることができるかを、これから体験できることを楽しみにしています」
3D Systems および Oerlikon AM の両社は、2023 年 7 月 11 日から 13 日までカリフォルニア州サンフランシスコの Moscone Center で開催される SEMICON West に出展します。このソリューションの詳細にご興味がある方は、それぞれのブース (3D Systems ブース #260 または Oerlikon AM ブース #5471) にぜひお立ち寄りください。
将来の見通しに関する記述
本リリースの特定の記述は、過去または現在の事実の記述ではなく、1995 年米国民事証券訴訟改革法 (Private Securities Litigation Reform Act of 1995) の意義の範囲内における将来の見通しに関する記述です。将来の見通しに関する記述には、当社の実際の結果、業績または成果が過去の結果あるいは将来の見通しに関する記述によって明示または暗示される将来の結果または予測と大幅に異なる可能性がある既知および未知のリスク、不確実性およびその他の要因が含まれます。多くの場合、将来の見通しに関する記述は、「確信する」、「信念」、「期待する」、「可能性がある」、「はすである」、「推定する」、「意図する」、「予期する」または「予定である」などの用語あるいは類似用語の否定形により特定できます。将来の見通しに関する記述は、経営陣の信念、仮定および現在の期待に基づいており、当社の信念に関する注釈および当社の事業に影響を及ぼす将来の出来事や動向に関する期待が含まれる場合があるため、必然的に不確実なことがあり、それらの多くは当社の管理範囲の対象外です。3D Systems の米国証券取引委員会への定期提出書類の見出し「将来の見通しに関する記述」および「リスク要因」に記載されている要因、およびその他の要因により、実際の結果は将来の見通しに関する記述に反映または予測された結果と大幅に異なる可能性があります。経営陣は将来の見通しに関する記述に反映された期待が合理的であると確信していますが、将来の見通しに関する記述は将来の業績や結果を保証されるものでも、信頼されるべきものでもありません。また、そのような業績や結果が達成される時期を正確に示すものであるとは必ずしも証明されません。記載された将来の見通しに関する記述は、記載日時点のものです。3D Systems は、将来の展開、その後の出来事または状況、あるいはその他の結果にかかわらず、経営陣または経営陣に代わって示された将来の見通しに関する記述を更新または見直す義務を負いません。
3D Systems について
35 年余り前、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードする積層造形ソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。
Oerlikon サーフェスソリューション事業部門について
Oerlikon は、サーフェスおよび積層造形に関するソリューションとサービスを提供する世界有数のプロバイダーです。この事業部門は、市場をリードする薄膜、溶射、そして積層造形の技術、機器、コンポーネント、材料の広範なポートフォリオを提供しています。輸送における排出量削減、ツールやコンポーネントの寿命と性能の最大化、効率性向上、インテリジェントな材料は、そのリーダーシップを象徴するものとなっています。数十年にもわたり技術のパイオニアである同事業部門は、37 か国で 170 を超えるサイトからなる世界的なネットワークの全体で、標準化およびカスタマイズされたソリューションを顧客に提供しています。
Oerlikon サーフェスソリューション事業部門は、Oerlikon Balzers、Oerlikon Metco、Oerlikon AM などのテクノロジブランドを擁しており、性能、機能、設計、信頼性、持続可能性を改善し、最大化する技術とサービスに注力しています。その技術とサービスは革新的で画期的なものであり、自動車、航空、金型、一般産業や、高級品市場、医療、半導体、発電、石油・ガス分野の顧客にメリットをもたらしています。
同事業部門はスイスに本社を置く上場企業の Oerlikon Group (SIX: OERL) の一部であり、13,000 人の従業員を擁します。2022 年の収益額は 29 億スイスフランに上りました。
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