サウスカロライナ州ロックヒル、2023 年 10 月 5 日 – 3D Systems (NYSE: DDD) は本日、MJP 300W と VisiJet ® Wax Jewel Ruby の 2 つの製品を、ジュエリー製造を対象としたエンドツーエンドのソリューションポートフォリオに追加することを発表しました。同社の新しい MJP 300W は、同社のワックス 3D プリンタの中で最も先進的で柔軟性があり、さまざまなジュエリー製造ワークフローに対応して、生産性、効率、品質、設計の自由度を高めることができます。さらに、3D Systems の新しい VisiJet Wax Jewel Ruby 材料は、強靭で温度安定性の高いピュアワックスであり、高温環境下で柔軟な材料特性と優れた寸法安定性の最適な組み合わせを提供します。これにより、成形プロセス中に複雑なジュエリーデザインの細部を維持し、破損や歪みの可能性を減らして、欠陥のない完成品を製造できます。このプリントプラットフォームと材料の組み合わせにより、ワックスジュエリーパターンの生産者は、大量生産の場合でもカスタムジュエリーの場合でも、高い設計の自由度と改善された表面仕上げにより、新しいデザインをより効率的に実現できます。
ジュエリー業界での 3D プリントの使用は、この 10 年の間に急速に広まると予想されています。Contrive Datum Insights が 2023 年 3 月に発表したレポートによると、世界の 3D プリントジュエリー市場の獲得可能な最大市場規模は、2022 年の段階で 80 億ドルを超えており、2030 年までに 220 億ドル以上に達すると予想されています。3D プリントは、従来の方法では不可能だった独自のパターンの効率的なデザインと製造を可能にするため、ジュエリー製造においてますます重要な役割を果たす可能性があります。これにより、ジュエリーメーカーはマスカスタマイゼーションに対応して、変化の速い市場で消費者の固有の要件を満たすことができます。3D Systems のワックス材料ポートフォリオと、業界をリードする 3D プリントポートフォリオおよびソフトウェア統合の組み合わせは、このテクノロジの採用を広げる上で中心的な役割を果たせる立場にあります。
新しいワックスプリンタモデルによる解像度と効率の向上
MJP 300W の導入に伴い、3D Systems は QHD と UHD という 2 つの新しいプリントモードを発表しました。QHD モードでは、前世代のワックス 3D プリンタと比較して、すべての軸で 50% 以上の解像度の向上 (X 軸で 2,000 dpi、Y 軸で 1,800 dpi、Z 軸で 2,900 dpi) と、9.5 μm のレイヤ厚さが可能になります。これにより、高品質の表面仕上げが可能になり、デザインの製造に必要な仕上げ工程を減らすことができます。QHD ではまた、研磨が実用的に困難または不可能であるような複雑なデザインのプリントも可能です。UHD モードは、今年初めに発表された ProJet® MJP 2500W Plus の XHD に比べて 2 倍のプリント速度を実現します。UHD ではスループットが大幅に向上し、仕上げと研磨に必要な労力を削減できます。4 つのプリントモード (QHD、UHD、XHD、ZHD) が利用できるため、あらゆるデザインスタイルで要求される速度、形状の複雑さ、表面品質のレベルに応じて、昼夜両方のシフトのビルド計画の柔軟性を向上させることができます。
また、産業用スタックライトの追加によって、プリントジョブの進行状況の監視がさらに容易になりました。この見やすいライトは、最大の視認性が得られるように、プリンタ上にも、デスクやキャビネットなどの近くの表面上にも、都合に応じて設置できます。さらに、プリントヘッドとハードウェアの改良によって信頼性が向上したため、交換頻度を減らして所有コストを削減し、さらに多くの稼働時間を確保できます。
最適化された機械的特性を備えた新しい 100% ワックス材料
3D Systems の VisiJet Wax Jewel Ruby は、同社の最も先進的な材料であり、欠陥のない完成品の作成に役立つ耐久性の高いパターンを実現できます。VisiJet Wax Jewel Ruby で製造されたパターンは、最近導入された VisiJet Wax Jewel Red と比較して熱安定性が向上しています。さらに、VisiJet Wax Jewel Ruby を使用して作成されたパターンは耐久性が高いため、通常の取り扱いによって破損せず、輸送中にも寸法安定性を維持できます。また、この最新の材料では、ストーンのプリセットが可能なので、完成品の生産性を高めることができます。
Shree Rapid Technologies パートナーの Shashidhar Kumar 氏は次のように述べています。「この材料を当社のジュエリー製造アプリケーションにいち早く利用できたのは幸いでした。当社の経験によると、この材料はとても扱いやすく、作成したパターンの強度と柔軟性が向上するため、より高品質で耐久性の高いパターンをお客様に提供できます。さらに、この材料はストーンのプリセットに最適なので、お客様は複雑な細部を持つ製品の製造効率を高めることができます」
VisiJet Wax Jewel Ruby は、同じく MJP 300W と組み合わせて使用可能な 3D Systems の既存のワックス材料 (VisiJet Wax Jewel Red、VisiJet M2 Cast) を補強して、対応可能なデザインの範囲をさらに拡げる役割を果たします。
「積層造形の最大の利点の 1 つは、デザインの自由度に制限がないことです。これは、熟練した職人に必要な創造性を解き放つために特に重要です」と、3D Systems のバイスプレジデントでプロダクト&テクニカルフェローでもある Marty Johnson は述べています。「MJP 300W と新しい VisiJet Wax Jewel Ruby 材料の導入により、当社は、ワックスジュエリー鋳造パターンの生産者に、生産性向上のための強化された機能と、信頼性を確保するためのプロセスを提供します。3D Systems の材料、プリンタ、プリントプロセス、ソフトウェアの全面的なシステム統合と、それを支えるアプリケーションの専門知識とグローバルなカスタマサクセスチームを活用することで、ジュエリー製造分野のお客様は、新しいレベルのイノベーション、品質、信頼性を達成できます。ジュエリー製造向けのエンドツーエンドのソリューションに新たに追加されたこれらの製品は、どんな規模でも高品質の結果を保証する、かつてないレベルの俊敏性と使いやすさを求めるお客様のニーズに対応するという当社のコミットメントをさらに強化するものです」
MJP 300W と VisiJet Wax Jewel Ruby は、ともに 2023 年 11 月発売予定です。イスタンブールジュエリーショーに参加予定で、これらの製品に興味をお持ちの方は、3D System のパートナー Luka Teknik Malzeme Pazarlama Ltd. のブース (1F30) にぜひお立ち寄りください。3D Systems のエンドツーエンドのジュエリー製造ソリューションポートフォリオの詳細については、同社 Web サイトをご覧ください。
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3D Systems について
35 年余り前、3D Systems は 3D プリントのイノベーションを製造業にもたらしました。現在は、業界をリードする積層造形ソリューションパートナーとして、あらゆる活動にイノベーション、パフォーマンス、および信頼性をもたらすことで、これまで不可能であった製品やビジネスモデルを創出するチャンスをお客様に提供しています。当社独自のハードウェア、ソフトウェア、材料、およびサービスの製品により構成されるそれぞれの特定用途向けソリューションは、専門知識を駆使し、お客様と連携しながら製品とサービスの提供方法の変革に取り組んでいる当社のアプリケーションエンジニアにより実装されます。3D Systems のソリューションは、医療、歯科、航空宇宙と防衛、自動車、消費財など、ヘルスケア市場や産業市場でのさまざまな先進的なアプリケーションに対応しています。当社の詳細については、www.3dsystems.com をご覧ください。
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